神棚マイスタ-の開運神棚講座 その37 「びんぼう神様さま」を読むの巻

「びんぼう神様さま」(地湧社)とは何人と奇妙な題名であろうか。

この物語は、子供向けの絵本のような体裁をとっているが、どうしてとうして、大変深い内容です。

物語の主人公松吉という貧乏百姓。長者さんの家で見たりっぱな神棚を見て感激して、自分の家にも、お手製の神棚を祀って、神信心をはじめ出した。

しかし貧乏人松吉夫婦の祀る神棚に住む神様はかはり貧乏神であった。しかし松吉夫婦は、この貧乏神に何かを願ったりすることをしなかった。ただ感謝するのでした。感謝といっても、決して大そうなものに対する感謝ではなく、ひえ、あわ、どじよう一匹一組のふとんといった日常そのものに対する「ありがたい」という感謝の念でした。