神棚マイスターの開運神棚講座 その26 献げものについて

 お祭りの場に於いて、人は神様に様々な献げものをします。米、塩、水、酒、魚、様々な野菜、果物、等々です。しかし、その献げものは本来人に属するものではなく、神様のものであったのを、人間の農業、漁業などの努力の賜物として、神様より恵まれたものとなるのです。そして、それを、これ程の恵みがありました。これ程の収穫がありましたといって、その一部をお返しするのが、おそなえ、献げものの元の意味ではありますまいか。神様のものを神様にお返しして、そして、神様のお下りをいただく。これが神と人との交流といえます。

 さらに重要なことは、祝詞(のりと)を奏上することです。ここで神様の神様としての存在を認め、神様の御徳を認め、そして人として何をしていくかを宣言することです。