お稲荷さんに話を及んだので、少々もう少し深い話をしたいと思います。

　お稲荷さんというと、一般にキツネやキツネの霊とか神様とかのイメージが強いですね。

　稲荷大明神と眷属のキツネについては、諸説があり、ここでは省きます。

　稲荷の根源は、稲にあり、イネは「イノチの根」というのが、その最も深い意味です。

　イナリは、イノチナル、つまり生命が成る「生成」という考え方です。

　稲荷大神は、単なるキツネやキツネの動物神の崇拝ではなく、まさに「生命成る」という生命の顕現する姿こそが、稲荷大神の生成大神の真の姿です。この考え方は、鉄砲洲稲荷先代宮司中川先生のお考えです。中川先生の著書は、まだ、AMAZON等で求めることもできます。ご一読おすすめします。